25日は国立大学は前期日程入試の日だ。監督に当たっていた。
元来受験者が2人しかいない部屋に割り当てられたが、欠席者が2人。つまり、出席者0! 遅刻を認める30分まで待って、後はお役ご免。
家に帰ると、アマゾンから送られた本に混じって、これが。ご恵贈いただいたのだ。
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アデライダ・ガルシア=モラレス『エル・スール』野谷文昭/熊倉靖子訳(インスクリプト、2009)。
そう、あのエリセの映画の「原作」。「原作」としたのは、実際に世に出たのは映画の方が早かったし、異同は多いし、だからだ。しかし、映画に負けず劣らず叙情味たっぷりの中編小説。
先日の『ビクトル・エリセDVD-BOX』のブックレットで既に予告されていたので、訳者の野谷さんとお話ししたときに、あれ出るらしいですね、と話題を振ったのはいいが、出版社までブックレットに明記されていたというのに、そんなことすっかり忘れて、ところで、それ、どこから出るんですか、などと間抜けな質問をしたものだった。インスクリプトです。
表紙の写真があまりにもすばらしかったので、書影をご紹介。なんと、港千尋の写真だった。