2009年2月22日日曜日

永続的締め切り恐怖

忘れないように言っておくと、先日のシンポジウム終了後も、ある原稿と他の原稿を仕上げ、送り、そのひとつは校正さえもしている。それ以外に試験を採点したり、ぼくの勤める大学の風物詩として、その答案返却要請に応じたり、ある人々に連絡を取ったり、というようなことをしている。

そういうことをしているかたわら、片目で「二十世紀の造形芸術が最終的にたどりついた状態は、〈永続的美的革命〉と名づけられよう」(ヴィーリ・ミリマノフ『ロシア・アヴァンギャルドと20世紀の美的革命』桑野隆訳、未来社、2001)なんてパッセージを読むと、「21世紀の大学教員が最終的にたどりついた状態は、〈永続的締め切り恐怖〉と名づけられよう」と言い換えては自虐的にほくそ笑むことになる。ふふふふ……