『トレンケ・ラウケン』試写。ラウラ・シタレラ監督。2022年、アルゼンチン、ドイツ
二部構成で4時間20分ほど。が、
ふたつのパートがそれぞれ別のジャンルといえる作りなので、飽きない。
第一部は失踪した植物学者ラウラを探す彼女の恋人ラファエルとエセキエルのロードムーヴィーにも見えるミステリー。ラウラはトレンケ・ラウケンの町で期間限定のプロジェクトで植物調査にきているのだが、その期間が終わっても帰ってこず、それを訝しんだ恋人が、現地で彼女の運転手のような役目を務めていたエセキエルと、いろいろな証言を集めて回る話。ラウラは図書館で借りた本に秘密に隠されていた手紙を見つけ、芋づる式にとある秘められた恋の物語を作っていく。
第二部は一転して怪奇幻想譚といった雰囲気。実はラウラの失踪は、第一部で語られた些細な事件にかかわっていることが明かされていく仕組み。いずれの部も最後はパンパを足で歩く女性の話になる。
とあるスペイン語圏の映画を研究する大学院生が個人で買い付け、昨年末、下高井戸シネマで四日間限定の公開した(僕はインフルエンザに罹り行けずじまい)のが好評で、このたび、配給会社がつき(ユーロスペース)、公開されるとのこと。めでたい。
ついでにラウラ・シタレラ監督旧作三本も公開とのこと。なおめでたい。
写真は友人の帰省土産。ボンタンアメの会社のボンタンアメ以外の主力商品。