が、最近、どうも仕事を怠けがちなのはこの配列のせいなのではないかと疑われることがあった。
へい。逃避です。
が、実際、ディスプレイから外して、Mac Book Air を Mac Book Air として使っているときの方が、仕事ははかどるようなのだ。いろいろと検証して改めて確認した次第。
キーボードのタッチはあきらかにMagic Keyboard の方が良い。ディスプレイだって大きい方がいいに決まっている。見やすいし、なにより、スピーカーも内蔵でそれがなかなかいいものだから、映像などは接続して見た方が遙かにいいに決まっている。でも、なんというのだろう? キーボードとディスプレイの角度や距離、バランスというか、そういうものを総合的に考えると、外付けのディスプレイは、それで作業するために身構えたり姿勢を変えたりしなければならないようで、そのために、仕事に没入するのが難しいようなのだ。
実際の物理的な説明は、僕の納得したとおりなのかどうかは知らないが、ともかく、つらつらと考えてみれば、たとえばボラーニョ『野生の探偵たち』の翻訳をしていた際、もっともはかどったのが非常勤先の大学の講師控え室だったことなども、単に環境の問題ではなく、ラップトップをラップトップとして使ったという、ツールの問題も作用しているのかもしれないと思う。
21インチ(だったと思う)の大画面を棄て、かくして13.3インチの小さなディスプレイに快適さを感じるようになってしまった。俺はスケールの小さな人間だ。
ディスプレイは端に寄せ、これからは映像を見るときだけ接続することにしようかと思う。