タコス・アル・パストールのレシピだ。
タコス・アル・パストールは大好きだ。メキシコに行くたびにこれを食べないうちは帰れないという思いで街に出る。この動画ではわからないが、店頭ではケバブの店のようなロースターでこの肉を焼いていて、その場で削って出しくれるのだ。
おいしそうだろう?
ところが、東京のタコス屋ではこれを出す店がめったにない。ちょっと前に金沢に行った時にこれを出していただいて、そんなわけで、感激したものだ。
で、漠然と、そのうち作りたいな、という思いが募ってきた。友人が作って食べさせろと催促することだし。
2、3日前にアマゾンでトルティーヤのプレス器を売っているのを見つけた。俄然、作りたくなった。
同じアマゾンでアル・パストールの食材のうち、スーパーなどではめったにお目にかかれないベニノキAchioteも売っていることを知った。それからグワヒージョ唐辛子も。(ただし、レシピではパウダーになっているが、これは唐辛子そのもの)これらを注文してみた。トルティーヤのプレスはまだ踏ん切りがついていない。
食材が届いたら早速作りたくなるのが人情というもの。作ってみた。サルサ・ベルデのためのグリーン・トマトなどまで手に入れるのが面倒なので、普通のサルサでいいか、と思った。くやしくて仕方がないのだが、同じくアマゾンでタコス用の小ぶりなトルティーヤも注文した。これはまだ来ない。
さて、肉は準備できた。が、サルサに入れるハラペーニョがないことに気づいた! まあいいや、明日考えよう。
!
目が覚めた瞬間、閃いた。駅ビルには成城石井があるのだった。成城石井ならハラペーニョくらいあるだろう。
案の定、あった!
そして、小麦粉のトルティーヤも。
どうしよう? 小麦粉だと雰囲気が出ないし、この大きなサイズも、タコス用じゃないしな……でもアマゾンに注文したトルティーヤはまだ来ない。
いいや、背に腹は代えられない。
で、ハラペーニョと小麦粉のトルティーヤを買ってきた。そして、完成。
う、……うまい!
自分で作ったというひいき目はあろうが、それにしてもうまい!
市販のカゴメのサルサをかけてみたもの。これもうまい。