2010年7月25日日曜日

ビクトル・エリセの新作映画を見る夢を見た。三晩に分けて見るという形式で、その夢自体を二晩かけて見たのだった。夢は、記録したり記憶したりと訓練すれば、やがて見たい夢を見れるようになるのだ。

三晩目に衝撃のラストが待っていた。しかしその衝撃のラストを前もって夢に見るという夢を見ていて(夢の中の夢)、内容を正確に知っていた。映画はそれを確かめに行ったようなものだった。しかもその衝撃のラストの起こった場所と同じ場所に映画館があり、映画(夢)の中に出ていた人物が切符を売っていた。なんてことをしてくれたんだ、と詰め寄りながらチケットを買った。現実に(と言っても、夢の中で)映画を見終えると、衝撃の重みに押し潰されそうだった。泣きながら歩いていると、映画の主人公が巻き込まれた状況と同じ状況に巻き込まれそうになっていた。

昨日、7月24日はオープンキャンパスだった。ICUと同じ日だったので、武蔵境あたりは混雑していた、と武蔵境在住の人が言っていた。オープンキャンパスでは、専攻語別相談会というやつで受験生・高校生たちに対応して、色々と相談に乗っていた。相談、なのかな? 14:00-14:40には体験授業というのをやった。101という300人ちょっと収容の最大の教室での催しで、そこで立ち見が出た。盛況ぶりがわかろうというもの。

終わってから信濃町のスペイン協会へ。そこが主催する会田由翻訳賞という賞の授賞式だ。会田由は『ドン・キホーテ』の翻訳者。彼が亡くなった後に創設された賞で、しばらく途絶えていたのが、昨年復活して、今年はその復活第2回ということ。受賞者は野谷文昭さん。実はこれが復活第2回であることも彼の受賞のスピーチで知ったこと。終わってからパーティ。そして二次会。そろそろ名刺が切れかけている。