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2013年11月17日日曜日

日曜日は休日との通念を棄てて久しいけれども……

〆切りを過ぎた原稿4本(いずれも長め)に〆切り間近な原稿2本(比較的短い)、〆切り関係ないけど、常に念頭にある原稿や翻訳3、4本を抱えているので、日曜だというのに、今日も今日とて仕事場通い。

そのうち1本がもう少しで終わりそうなのだが、肝心のつなぎ目がうまく行かず、こんなときには散歩に限ると、昼食後の腹ごなし(本当に、腹回りは危機的状況だ)も兼ねて大学まで歩いてきたのだった。それに、なんとなく、休日気分も出るかな、と思って。

文京区は寺が多いのだ。神社もあるが、ともかく、寺が多い。

この数は驚異だ。ここならいつ野垂れ死にしても安心だ。

なかでも一番大きいのは吉祥寺かな?

この門の屋根瓦はすごい。

それとも、浄心寺の方が大きいかなあ? 区の葬儀施設もあるみたいだし。

なんたって、こんなものまである。

それから、ビルに埋もれた(?)寺。寺の門なのか? うーん。


素敵なお店もいくつかあって、寄り道の種には事欠かなそうだ。文京区、あなどりがたい。

2013年11月14日木曜日

端倪すべからざる奥行き

ぼくのこのたびの引っ越しのコンセプトは、学生みたいな生活がしたい、だ。大学からそう遠くない場所のつましいアパートに住み、ほぼ毎日大学に通う。もちろん、学生の時の条件そのまま繰り返すわけではない(そんなことはできない)、いまではその大学は仕事場であるのだし、充分な広さの研究室があるのだし。ま、ともかく、気分は学生、ということ。

昨日は初めて学食に行った。まあ何というか、学生気分。行ったのは第一食堂というやつ。安田講堂の前庭の地下にある。修学旅行の中学生だか高校生だかと老人の集団がいた。そして今日は銀杏メトロ食堂というのに行った。法文2号館という建物の地下にあるやつだ。

何と! 畳の座敷があった。8-10人くらい座れる座卓が5、6。ここは8時までやっているし夕方にはアルコールも出すから宴会(一次会に限るが)でもできそうな勢いだ。

ぼくも色々な大学に教えに出向いたり、学会で行ったりして少なからぬ数の大学学食を見てきたが、座敷というのは他に記憶にないなあ……


あ、ちなみに、1日の記事に書いた「何とかという洋食野」は松本楼。日比谷公園にあるやつだ。

2013年10月3日木曜日

初仕事

内定者オリエンテーションというのがあった。何の内定かというと、進学内定だ。

普通、大学2年から3年に進むことは進級という。東大の場合、進学というらしい。つまり、一高から帝大本科への進学、なのだ。うーむ。

一度でも東大受験を考えたことのある者や実際にそこに進学したものはご存じのように、東大は入学生全員が駒場にある教養学部に入学する。そして、3年の進学時に、文学部とか工学部とかに進学する。教養学部にも専門課程があるから、そのまま駒場の教養学部後期に進学する者もいる。人気のあるところなどは成績によって振り分けたりする。進学振り分け、いわゆる「進振り」だ。

で、ともかく、今日は来年4月から現代文芸論に進学することの決まった2年生たちのオリエンテーションがあったという次第。

オリエンテーションったって、ぼく自身、まだ辞表をもらって一仕事もしていない。2年生たちをオリエントすることなんてできたもんじゃない。ただちょこんと座っていただけだった。

正確には「一仕事もしていない」のではない。その直前に、ある秘密の仕事があった。これもなかなか面白い儀式だった。以前から顔見知りのフランス文学のNさんなど、「よくわからないでしょ? ぼくだっていまだによくわからない」とおっしゃっていた。そういえば、彼は駒場に勤めていたのが、あるとき本郷に移ったのだったが、それはいつだただろう? 


今日から体制が整って、研究室でコーヒーが飲めるようになった。コーヒーが飲めるようになりさえすれば研究はばっちりだ。自宅ではまだ料理を作ることができていない。こちらはまだしばらくかかりそう。